はじめに
↓の記事(35mm/16mm/8mmフィルムの規格サイズ)の続き。
このライカ版(ライカフォーマット)の1コマサイズと同一サイズのセンサが搭載されているデジカメがフルサイズ機。APS-C規格の1コマサイズと同一サイズのセンサが搭載されているデジカメがAPS-C機であるが、x”型センサ(xxインチセンサ)もあわせてまとめ
デジカメセンサー規格一覧
まずは、一覧表に(前記事の対角線長(イメージサークル径)も入れ込む)

(イメージサークルの下限値の設定は想定値)
- 35mm用のシネレンズが確実にカバーできるのは、APS-C以下のサイズ。
- 16mm用のCマウントレンズが確実にカバーできるのは、1”型未満のサイズ。
- 8mm用のDマウントレンズは、1/2.3”型未満でもぎりぎり。
ついでに、シネマ規格から派生したx”型センサについて (マイクロフォーサーズ機等々のセンサ)の覚書も
x型センサー
まず1″型(1インチセンサー)から
1″型(1インチセンサー)とは、直径”1インチ”のブラウン管(CRT:昔のテレビ、テレビカメラ等に使われた撮像管)の”受光部の直径”と同等のイメージサークル径をもつセンサーという意味との事。
”1インチ”のブラウン管の受光部の直径(イメージサークル径)が15.9mmである事から、1″型センサーの対角線長(イメージサークル径にあたる)も15.9mmに設定されている。
(1インチセンサーのサイズのどこかが1インチ(25.4mm)というわけではない)
この対角線長の15.9mm設定を基に縦横比を4:3で配分すれば、1インチセンサー(1″型)のサイズは13.2mmx8.8mm
これをベースに比率表示で表しているのが、デジカメの”x型”と表示されているセンサ(4/3″型、1/1.7”型、1/2.3”型)。
つまり、これらのセンサーのサイズは対角線比観点で目途を付ければよい ← イメージサークルの直径比と捉えておけばOK
( 例えば4/3型センサーが受光できるイメージサークルの直径は1型の4/3倍の大きさぐらい (= 16mm x 4/3))
逆に縦横比から、映像用か写真用のどちらの規格がベースになっているか想定もできる。
縦横比 3:2 のセンサーはライカフォーマットから派生したセンサー(例:APS-C)、4:3のセンサー比は映像用の露光面規格サイズから派生したセンサー(マイクロフォーサーズとか1/1.7型とか)
つづいて
最後に今回の目的のケラレの目途だて。
どれぐらいケラレるかが数字だけだとイメージしずらかったので、それぞれのレンズ毎のセンサーサイズを重ねた図も書いておいた。
